気になる教育ローンの金利

教育ローンを検討している時、金利の数字も気になりますが、固定型金利と変動型金利のどちらを選んで良いのか迷ってしまいますよね。変動型の方が金利は低めになっていて、計算すると固定型金利よりも金額的に少ない返済で済んでしまいそうですが、困るのは、返済期間が長くなってしまった時です。変動型金利では、年2回、金利の見直しがありますので、高くなってしまった時は返す額がかなり高額になってしまう場合があります。返済期間を5年以内とするのであれば、変動型金利の方が有利かもしれませんが、それ以上の場合はリスクが高くなります。返済期間を長く予定している方や、在学期間中に元金据え置きを利用するのであれば、固定金利を選ぶと良いでしょう。3大メガバンクの教育ローンを比較してみます。みずほ銀行の教育ローンの金利は、変動型金利は年5.275%、固定型金利は年6.6%です。三井住友銀行の教育ローンの金利は、変動型金利のみで、無担保型が、4.875%、有担保型が3.375%、です。三菱東京UFJ銀行の教育ローンの金利は、変動型金利は年4.875%、固定型金利は年6.625%です。変動型金利か固定型金利か、また有担保型か無担保型かで、約1.5%も金利が違ってしまいますね。おすすめしたいのは、公的機関の教育ローン、「国の教育ローン」です。国の教育ローンの金利は固定型金利で、年2.5%です。これは、教育一般貸付、郵貯貸付、年金教育貸付の3つ共に同じ金利になります。公的機関の低金利で固定型のものを借りられると良いのですが、年収の上限などの融資の条件に当てはまらない場合は残念ながら借りることができません。また、融資金額は他の教育ローンよりも少し低めになります。企業などの労働組合に加入している方でしたら、労働金庫(ろうきん)の教育ローンが利用できます。労働金庫の教育ローンは金利がとても安くお得です。変動金利型の場合は、団体会員の方は年1.775%、団体会員以外の方は年2.275%です。固定金利型の場合は、団体会員の方は年1.9%、団体会員以外の方は、年2.4%です。また、会社で財形貯蓄をしている方でしたら、「がくゆうローン(財形教育融資)」が利用できます。がくゆうローンも金利が低めでとてもお得です。金利は固定型金利で年2.53%です。

教育ローンを比較するポイント

教育ローンを考えるのでしたら、まず公的機関が扱う教育ローンを考えることをおすすめしたいのですが、融資条件に当てはまらなかったり、融資金額が足りないということもあります。公的機関の教育ローンを押さえた上で、民間の教育ローンを比較検討してみましょう。ご自分がお使いのメインバンク、または、それ以外の銀行や信用金庫、JAバンクなどでも扱っています。また、会社で労働組合に加入しているのでしたら、労働金庫(ろうきん)の教育ローンが利用できます。民間の教育ローンを比較検討するポイントですが、やはり、金利です。銀行など金融機関では、春の入学シーズンなどに金利優遇キャンペーンを行っている場合がありますので、ホームページなどで確認すると良いでしょう。また、金利は固定型金利を選ぶか、変動型金利を選ぶかで返済する額がかなり変わります。選ぶのなら固定型金利をおすすめします。変動型金利は固定型金利よりも少し安く設定してありますので、安い方を選びたいですよね。でも、返済を短期で終わらせることができれば変動金利でも良いのですが、世の中の情勢で金利が高く変わってしまった時には返済額がかなり高くなることも予想されます。固定型金利を選んでおいた方が、安心なのです。大抵の教育ローンは無担保型ですが、不動産担保型の教育ローンもあります。不動産を担保にすることで金利が低めに設定されていますが、抵当権設定などの手続きに時間が掛かりますので、早急に融資を受けたい方には不向きです。教育ローンの返済方法には、在学中に金利返済のみにし、元金返済は卒業後まで据え置くことができるものがほとんどです。こういった方法がとれれば、在学中は親が金利を返済し、卒業後は本人が働いて元金を返済するということができ、親の老後資金の心配もしなくて良くなりますね。教育ローンの最長借入期間はだいたい10年です。借入上限額は300万円程度までです。銀行系の教育ローンでは、繰上返済が可能な場合が多いようです。ホームページ上には、教育ローンを比較できるサイトがいくつかあり、一覧になっていて比較しやすいです。そのようなサイトを利用すると良いでしょう。また、いくら借りて、返済を何年で終わらせるか、事前にしっかりとした計画を建てましょう。

なるべく低金利のものを

子供の教育費は家計に重くのしかかります。子供の進学先によっては、家族のライフプランの変更を余儀なくされるかもしれません。教育ローンを賢く使って子供の大学卒業までの学費を乗り切りましょう。教育ローンを利用するとき、気になるのは金利です。なるべく低金利で、また固定型金利の方が安心です。おすすめしたいのは、「国の教育ローン」です。「国の教育ローン」は固定型金利で、しかも金利は年2.5%と低金利です。(平成19年12月現在)一年中いつでも申し込みができますので、受験前に受験費用を借りることもできます。低金利で融資を受けることができる「国の教育ローン」には教育一般貸付、郵貯貸付、年金教育貸付と3つの教育ローンがあります。「教育一般貸付」は国民生活金融公庫で取り扱っています。教育一般貸付の融資を受けるには以下の条件があります。年収が税込み990万円以下であること(自営業の方は770万円であること)です。年齢についての条件は特にありません。融資の対象となる学校は、高校以上のほとんどの学校です。外国の学校でも高校以上でしたら大丈夫です。ただし、高校以下の学費に使うことはできません。借入限度額は生徒1人につき最大200万円ですので、若干少なめになります。返済期間は10年以内です。担保は要りませんが連帯保証人が必要です。保証人が居なければ、財団法人教育資金融資保証基金の保証を受けることになります。その場合、返済額に年1.0%の金額が上乗せされます。「郵貯貸付」は、全国のゆうちょ銀行と郵便局(簡易郵便局を除く)で取り扱っています。郵貯貸付の融資を受けるには、教育積立郵便貯金をしていることと、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構のあっせんを受けられることが条件です。郵貯貸付の場合は、教育一般貸付のような年間給与の上限はありません。融資金額は、積立金の積立額以内で生徒1人につき最大200万円です。「年金教育貸付」は、独立行政法人 福祉医療機構が取り扱っています。年金教育貸付の融資を受けるには、厚生年金保険または国民年金の加入期間が10年以上の被保険者であり、独立行政法人福祉医療機構のあっせんを受けられることが条件です。それ以外の融資の条件等は、教育一般貸付と同じになります。融資金額は、厚生年金保険の被保険者は生徒1人につき100万円以内で、国民年金保険の被保険者は生徒1人につき50万円以内です。他の教育ローンとくらべると、かなり少額になります。融資金額が足りない場合は、民間の教育ローンと併用することもできます。

Copyright © 2008 教育ローンの金利・比較